10月13日に半年間の会期を終え閉幕した大阪関西万博。さてみなさんにはどんな万博だったでしょうか?
大屋根リング、パビリオン、イベント、取れない予約、酷暑と長い行列。色々ありましたが各国のフードも楽しみの一つでした。
というわけで、今回は万博に17回足を運んだカレー部長が食べた万博メシをご紹介します。
まずはカレー系から!
インド: チキンビリヤニ、パラクパニール、パニプリ




1つ目は『チキンビリヤニ』。最近では巷でも人気の出てきたビリヤニをインド館で食べることができます。肉と野菜スパイスをバスマティライスとともに蒸し焼きにするものです。本場のビリヤニ美味しいだけでなく量が多い。持つとズッシリです。
2つ目はパラクパニール。パラクはほうれん草、パニールはカッテージチーズで、北インドの菜食カレーです。
3つめは『パニプリ』。小麦粉を揚げて丸くピンポン玉のようにします。
食べるときは上部に穴を開け、具とスープを入れて食べます。
日本で提供している店は少なく、滅多に目にすることはありません。
インド館は国名が「バーラト」と表記されており、初見ではわからない方も多いのではないでしょうか。この点でも注目されています。
ヨガ教室もやってましたね。
ネパール: ダルバート

ネパール館は建設費未払で工事が止まり開館できなかったことで有名。7月19日に開館しました。
展示は2階で1階はすべてお店で中庭を店舗が取り巻くというフードコートのようなパビリオンでした。
そのためメニュー数も多いのですが、せっかくなのでダルバートを食べました。なんと万博価格3,800円。
タルカリ(おかず)も多くそれなりなのですが、なぜか日本米。これは少々残念でした。
2階の博物館的な展示と1階のフードコートが対照的なパビリオンでした。
パキスタン: チキンビリヤニ

リングサイドマーケットプレイス東のパキスタン料理店のチキンビリヤニ。
ビリヤニはインドからパキスタンの全域に広がっており、地域により作り方が違います。パキスタンのビリヤニも有名です。
これはとても美味しかったです。ここのビリヤニは大阪市内のお店でも提供されています。
パキスタンのチキンビリヤニは「ハラルムガル」というお店で食べられます。
大阪市内に二店舗あります。本町店と堂島店です。
万博で食べたチキンビリヤニが忘れられない方も、そうでない方も是非!
マレーシア: ロティチャナイ

東南アジアにはいろんなカレーがあります。タイ米のような長粒種のライスでたべることが多いのですが、ロティとの組み合わせも。
マレーシア館の1番人気は「ロティチャナイ」。小麦粉、水、ギーを練った生地を薄く伸ばし、さらにくるくると皿回しのように回してさらに薄くしたものを焼いたものです。ここではチキンカレーと豆カレーが付いていて、カレーをつけて食べます。
タイ料理店は多くありますが、インドネシア、マレーシア料理店は多くありません。これから人気出そうです。
マレーシア館はパビリオン前ステージのショーが人気でしたね。
マレーシアのロティチャナイは梅田グラングリーンにあるA DININGというお店で食べられます。
「万博ロティーセット」は一日30食限定ですが、万博と同じメニューが楽しめます。
モザンビーク: カリル・デ・フランゴ

東アフリカの国、モザンビークのカレー”カリル・デ・フランゴ”(チキンとココナッツミルクのカレー)です。
「カリル」はカレーのことですね。これには唐辛子が入っているのですが、ポルトガル語で唐辛子は”piripiri”(ピリピリ)と言います。日本語で辛いことをピリピリと言いますが、これはポルトガル語から伝わったものなのです。
しかも、そもそも”piripiri”はスワヒリ語(東アフリカで広く使われている)が語源で、トウガラシのこと。つまり日本語の「ピリピリする」は東アフリカのスワヒリ語が語源なんです。面白いですね。
アンゴラ: フェイジョアーダ

黒豆(フェイジャオン)とポートワインのシチューをバスマティライスにのせ、ビネグレットソースを添えたもの。
大つぶな豆で、豆とは思えない食べ応えで見た目ではわからない美味しさ。でも、アンゴラ料理はなかなか食べられませんね。残念。
アンゴラ館は展示とカフェは別になっていて、カフェにはステージがあり毎日バンドが演奏してました。
私は気に入って2回も見に行きました。
なお、アフリカの東に位置するアンゴラはやはりポルトガル語圏です。同名の料理はブラジルが有名なようです。
次はアラブ圏の料理






