【子育てと仕事のリアル座談会】4人の子育て経験者が語る、お金・制度・働き方の“本音”

仕事をしながら子育てをする。
一言で言えばシンプルですが、そこには言葉にしきれない悩みや工夫、そして笑いが詰まっています。
今回の座談会では、子育て中の4名が集まり、
「お金のリアル」「妊娠・産後の働き方」「制度」「あったらいいなと思う支援」まで、普段なかなか話せない本音を語り合いました。

メンバー紹介

小西(3姉妹の母・ベテランママ) 

高校生・中学生・小学生の3姉妹を育てるベテランママ。
教育費や入学準備のリアルを経験してきた“現場のプロ”で、どんな話題も実体験ベースで語れる頼れる存在。
育児と仕事の両立をくぐり抜けてきたからこその、あたたかくてユーモアのある視点が魅力。

あたらし(現役子育て世代・共感力の人) 

自己紹介:のんびりやってます。子は2歳です。

まさに今、子育て中のワーキングママ。
有給不足・教育費・日々のバタバタ…リアルな葛藤を等身大に話してくれる存在。現場で感じている“いま必要なこと”を誰よりも敏感にキャッチし、率直な声を届けるタイプ。

サニー(制度活用上手・調整力の人)

自己紹介:2025年春に時短で復職しました。1歳児の育児と仕事の両立に奮闘中です。最近はChatGPTで離乳食レシピを考えるのがマイブーム。アイコンもChatGPT作です!

産後ケアなどの制度を上手に活用してきた情報通ママ。「もっと柔軟な働き方ができたら…」という視点で、仕組みづくりや制度改善にも関心が高い。効率的で前向き、そしてちょっとした工夫で育児をラクにするヒントをたくさん持っているタイプ。

ざき(現在育休中・フレッシュママ)

自己紹介:2025年10月出産。犬派。

ただいま育休の真っ最中。
初めての育児に向き合いながら、仕事復帰に向けて一歩ずつ準備を進めているところ。
妊娠中の体調変化やパートナーの育休など、今“まさにリアルに直面していること”を素直に話してくれる、フレッシュな視点が魅力。

目次

子育てにかかる“リアルなお金”──入学、受験、塾…驚くのは私だけ?

“授業料無償”でも油断は禁物!入学が重なると出費も倍増

小西: 今回は「子育てと仕事」というテーマですが、まずはやっぱり、避けて通れないお金の話から。うちは今年、長女の高校と次女の中学の入学が重なったんだけど、制服や学用品だけで全部で30万円くらいかかって。年齢差をもうちょっと考えればよかった(笑)

あたらし: 30万!そんなにかかるんですか!?

小西: 制服だけでも1着7〜8万するし、カバンや指定の靴、コートまで含めると12〜13万。それに修学旅行の積立や部活の遠征費も重なるから、授業料が無料といっても、その他の出費がえぐいんです。

サニー: 受験もいっぺんに来るんですよね……。大学の入学金とか、想像しただけで怖いです。

授業料は『無償』といっても、実際には制服代や学用品、修学旅行の積立金といった『学校生活を送るための日常的な費用』が重くのしかかります。特に今回のお話のように、姉妹の入学が重なるとその負担は想像を絶するもの。
さらに昨今では、併願校の増加に伴う受験料の総額も無視できない額になっており、制度だけではカバーしきれない『子育て家庭のリアルな財布事情』が見えてきますね。

授業料無償化について

さらに塾代は家計の大問題

小西: あとは塾代。中1の娘だけで月5万、夏期講習の時は10万払いました。ボーナスが消える……。

あたらし: ええっ、月5万!? 家賃やん!昔は1万円くらいじゃなかったですか?

小西: 大阪市なら1万円の助成が出るけど、全然足りない。最近はみんな、小学校低学年から塾に行き始めたりするから、我々の頃とは状況が全然違いますね。

自治体による塾代助成などの支援策も広がりを見せてはいますが、教育費を巡る環境は私たちの親世代とは大きく変わってきています。
通塾の低年齢化やカリキュラムの高度化が進む中で、助成額を大きく上回る支出が常態化しており、「月5万円」という金額も決して珍しいものではなくなってきています。
キャリアを継続しながら子育てをされるご家庭にとっては、まさに家計の優先順位を左右する大きなテーマになっていますね。

大阪市 習い事・塾代助成事業 

妊娠中の仕事──つわり、眠気、体調、みんな違う

ざき皆さんは妊娠中は当時どんなふうに仕事をしていましたか?

小西: 私は妊娠3ヶ月の時に1泊2日で伊豆に出張に行きました。代わりがいなくて。でも当時はとにかく眠くて、仕事以外はずっと寝てましたね。

あたらし: 私は「ご飯の炊ける匂い」がダメになった。あの、よく聞くやつです。

サニー: 私も一時期だけ無理でした。

あたらし: そうそう。冷やした「キンキンのご飯」を冷蔵庫から出して食べてたのを思い出しました。

ざき 私は逆におやつをバリバリ食べてました。普段はそんなに食べないのに。

小西: 3人産んで思うのは、毎回体調が違うこと。次女の時だけはお腹が張って歩けなくて、朝電話して「ごめんなさい、今日行けません」って休むこともありました。当時は在宅勤務もなかったから、全部年休。どんどん減っていく年休に、当時は焦りましたね。

「眠くて仕方なかった」「炊きたてのご飯の匂いがつらくて」…… 
皆さんが振り返られる当時の言葉からは、仕事と妊娠の両立が、どれほど綱渡りのような毎日だったのかが伝わってきます。
体調が安定しない中での出張や日々の業務へのプレッシャー、そして休むたびに少しずつ減っていく年休への焦りなど、さまざまな思いを抱えて過ごされていたのだと感じます。
仕事への思いがあるからこそ、自分の体調を思うようにコントロールできないもどかしさに悩む……。そんな姿は、今も昔も変わらない、働く親たちのリアルな姿といえるのかもしれませんね。  

「年休が溶ける」問題──復帰後の現実

あたらし: 
復帰してから思うんですけど、やっぱり「年休って大事だな」って実感してて。子どもが急に熱を出したり、健診があったりって、どうしても避けられないことも多いじゃないですか。今の制度にもすごく助けられてるんですけど、もう少し安心して調整できる仕組みがあったら嬉しいなって思うんです。 

サニー: 
わかる!例えば、年休をちょっと長めに繰り越せるとか、ライフステージに合わせて前に残してた年休を活用できるとか。長く働く前提の会社の仕組みとしても、すごくプラスだよね。 

小西: 
そうそう。他の会社さんで、年休を積み立てて必要なときに使える制度があるって聞いたことがあるんだけど、会社も社員も助かる仕組みだなって思ってて。自分たちの会社でも、そんな取り組みを参考にできたら、もっと働きやすくなるんじゃないかなって。 

あたらし: 
看護休暇も、今の“無給だけど欠勤扱いにはならない”って制度、すごくありがたいですよね。もし将来的に、国の制度とか会社の補助が少し追加されたりしたら、もっと安心してお休みが取れそうだなって。今は年休と組み合わせて、何とかやりくりしてます! 

サニー: 
個人的には「時間休」がもうちょっと柔軟になったら最高だな〜って思ってて。今は1時間単位だから、30分とか15分単位で取れるようになったら無駄がなくて、仕事の効率も上がりそうだよね。 

小西: 
育児中って、本当に「今日どうなるか」が分からないから…。だからこそ、当日の朝の状況で在宅勤務に切り替えられたら、社員も安心だし、会社としても業務が止まらずに済むってメリットもあるんじゃないかなって思うんだよね。 

“「制度を使い切る」から「制度でパフォーマンスを支える」へ”
“キーワードは「柔軟性」。15分のゆとりが、仕事への集中力を生む”
育休復帰後の切実な悩みとして挙がったのは、制度に対する「あと一歩の柔軟さ」への期待でした。
「15分単位で時間休が取れれば、もっと効率よく働けるのに」
「当日の在宅切り替えができれば、業務を止めずに済む」
といった声からは、限られた時間の中で最大限に貢献したいという、親たちの強いプロ意識が伺えます。
「休むための制度」としてだけでなく、ライフステージの変化に合わせた「パフォーマンスを最大化するための仕組み」として、積立休暇や柔軟な在宅勤務のあり方を模索することは、今後の会社・社員双方にとって大きなメリットとなることでしょう。

男性の育休が”当たり前”に?

小西: 最近驚いたのが、末っ子の小学校の先生。奥さんの出産に合わせて、二学期の頭に育休を取ったんです。男性の先生が当たり前に休む姿を見て、子どもたちも「育休は取るもの」だと思っている。これって、すごくいい教育だなと。

ざき 私の夫も、1か月くらい育休を取りました。ただ、もっと長く取ってもらうべきだったか、でもその間のお給料はどうなるのか、などいろいろ悩みましたね。 

小西: 社会保険料の免除もあるし、取れるならしっかり取ったほうがいいよ。私の時は保育園が空いてなくて育休を延長したけど、本当にお金が厳しくて……「早く働かなきゃ!」って必死でした(笑)。

パートナーの育休については、「男性が休むのは当たり前」という次世代への教育的効果を喜ぶ声がある一方で、切実な「家計への影響」を懸念する本音も飛び出しました。  
育児休業給付金や社会保険料の免除といった支援制度はあるものの、長期化すればやはり「入ってくるお金」と「出ていくお金」のバランスにはシビアにならざるを得ません。 
「早く働かなきゃ!」という小西さんの過去の焦燥感は、キャリアを継続したい意欲と経済的な不安の間で揺れる、多くの親御さんが抱えるリアルな気持ちでもありますね。 

先輩からプレママへ:産前産後の「超実践的」アドバイス

小西: 最後に、産前産後にこれだけはやっておいたほうがいい、知っておいたほうがいい、ということがあれば教えてください!

サニー: 私は「産後ケア事業」を推します! 助産院に宿泊したり、助産師さんを家に呼べたりする制度です。私はショートステイを利用したんですけど、子どもを預けてひたすら寝て、ご飯を食べる。プロの助けを借りるのは、体力の回復の早さが全然違います。

小西: あとは、髪の毛を切っておくこと!

ざき 短いほうがいいですよね。産後は自分の美容院もなかなかいけない。

小西: 産後は髪が抜けやすくてショックを受けるし、何より髪を乾かす時間すら惜しいから(笑)。短いほうが楽だし、抜け毛のショックも少なくて済むよ。

あたらし: 保活(保育所探し)のリサーチも早めにね。場所によって空き状況が全然違うから。

小西: 断然、「0歳の4月」が一番入りやすい。1歳になると持ち上がりの枠で埋まっちゃうから、理想のタイミングで預けるのは本当に難しいのが現実。早めに動くのが吉です。

「プロの手を借りる」「髪を切る」「早めに動く」――
先輩パパ・ママたちの言葉に共通しているのは、産後の自分をいかに“楽”にしてあげられるか、という視点です。また、制度が複雑だという声も多く聞かれます。
産後の大変な時期に、山のような書類を整理して手続きを進めるのは本当に大変なことですし、「どの書類を、いつ、どこへ提出するのか」を産前にまとめておくだけでも、心の余裕が大きく変わってきます。
こうした実体験に基づく“リアルな備え”をお互いに共有できることこそ、組織の中で仲間と働くことの心強さと言えるのかもしれませんね。

大阪市 出産・子育て応援交付金事業
大阪市 産後ケア事業

まとめ

誰かの“当たり前ではない日常”を、知ることから始まる働きやすさ。

今回の座談会では、子育て世帯が抱える切実な悩みから、思わず頷いてしまうような笑い話まで、等身大の本音がたくさん飛び出しました。 制度は少しずつ整い始めていますが、現場にはまだ「もう少し柔軟なら」「年休の積み立てができれば」といった、リアルな改善への期待も残っています。

しかし、こうした課題を乗り越える力になるのは、
 周囲の温かなサポート
 確かな情報の共有
 そして何より、互いの状況へのちょっとした想像力
ではないでしょうか。

“子育てしながら働く”という選択が、もっと自然に、もっと軽やかなものになるように。
そのための気づきが、この座談会を通して少しでも広がれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

プロアシスト ソリューション事業本部 We部のアバター プロアシスト ソリューション事業本部 We部 株式会社プロアシスト ソリューション事業本部We部

株式会社プロアシスト ソリューション事業本部オウンドメディア Web部の編集チームです。

目次